ふうこのばけつ Archives

テキストサイト『ふうこのばけつ』のアーカイブ。


エントリー

横溝正史『本陣殺人事件』

本陣殺人事件

今年は横溝正史生誕100年だそうで、角川文庫で既刊が大幅に増刷されて平積みになっているのが目に付いたので、これも縁だと思ってを合い言葉に手を出してみました。

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貫井徳郎『慟哭』

慟哭

今日の読書は先日名古屋にお泊まりオフに行った時に名古屋の丸善で手に入れた著者サイン本。今の丸善の店長はミステリオタクなので、出版社のパーティーの後とか狙いめですぜ。と宣伝しておこう。

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ジョナサン・キャロル『死者の書』

死者の書

この本を見つけたのはクレイグ・ライス『マローン殺し』と同じく、創元推理文庫の『私の一冊』フェアにて。恩田陸氏お勧め本です。読書友達の1人に話したところ確かに(恩田陸が)好きそうだとのことでした。ふうこはその時最初の50ページ程を読んだところで、さもありなんと思いました。主人公が心酔する作家の絶版本を100ドルで買い取ろうとしているシーンで、その時受けた感じがちょうど恩田陸『三月は深き紅の淵を』や『月の裏側』の導入部分を読んだ時と同じだったからです。

で、途中で小野不由美『魔性の子』をやっつけたりしつつ(感想? 聞いて頂く程のものはないです…)やっと読み終わったのですが。

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クレイグ・ライス『マローン殺し』

マローン殺し―マローン弁護士の事件簿〈1〉

先日、世界一のジョークなるものが決まったそうです。読んでみたけど、こりゃ酔っ払い親父の寝言と紙一重じゃないか? 悪趣味。

で、今日の読書はアメリカの作家クレイグ=ライスが生んだ探偵、刑事弁護士マローンの唯一の短編集。東京創元社の企画『私の一冊』でふうこのお気に入りの若竹七海氏ご推薦ということで手に取った一冊です。

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(番外)鮎川哲也氏逝去

日本の時刻表トリックの嚆矢本格推理の驍将などの呼称で多くの推理小説作家からのリスペクトを受ける作家、鮎川哲也氏の訃報が届きました。実はふうこのお気に入り作家のひとりであるということもありまして今日の読書番外として、ちょっと氏のことなどを。

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