ふうこのばけつ Archives

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ふうこの海外つまみ食い道中(4):ロンドン市中引き回し(笑)・その2

前回までのあらすじ
ロンドン2日目にしてやっと観光らしくなってきたふうこと相方の新婚旅行。が、今度はセルフ仕切りで動かなければいけない。てか、いい加減先に進め。

前回の続き、書いたはずなのにファイルが見あたらないと探し回っている内にこんな時期に…どこ行ったんだろうなぁ(@@ ) まぁタイムリミットも迫ってきたので、さくっと書き直し。で、今回は写真をいっぱいつけたんですが、携帯電話端末でご覧の方は閲覧できませんのでご了承のほど(_ _)

さて、ロンドン午後の自由行動、ふうこが決めた行き先はシャーロック=ホームズ博物館マダム・タッソー蝋人形館。前者は「一応ミステリ者」として見ておきたかったのですが、後者は単に前者から歩いて5分だからという安易な選択肢(^^;) 申し訳程度に洋楽者でもあるので、本当はこっちじゃなくてピカデリーにあるロックサーカス(ポインタなし:本家のページにすら説明ないけど、どういうこと?)の方に行けば良かったかなぁ。まぁいいけど。ちなみにシャーロック=ホームズ博物館のリンクは本家の日本語版ページに張ってみましたが、どうも英語版ページを翻訳エンジンに放り込んだだけの代物らしいので、PCの方は遊びに行って呆れてみて下さい。

地図によると、シャーロック=ホームズ博物館まではホテルから歩いて15分ほど。ではと特に交通機関は使わずお散歩気分でロンドンの街を歩いてみる。いやぁ、本当にきれいだなぁ。多分中は狭くて薄暗くて設備が古くて 3K そのものなんだろうけど、そんなにピカピカじゃなくてもちゃんと「きれい」。日本じゃこうはいかないよなぁ。というより、日本に限らず現代建築って極端に汚れや経年による古びを拒否してる気がする。

そんなこんなでメリルボーン通りに沿って、暑い中たくさんの人が並んでいるマダム・タッソーの前を通り過ぎ、ベイカー街へ入ります。有名な話ではありますが、現在のベイカー街 221 番地 b には銀行があって、博物館はその2件隣です。とりあえず銀行の壁に埋まっているプレートを撮影。

問題の建物はホームズの下宿を保存(てか『再現』)という主旨で、1階が土産物屋、2階がホームズの下宿を再現、3階以降はホームズの冒険譚の名場面を再現した蝋人形が秩序があるんだかないんだか、という状態で並びます。…やっ、しまった。今日の観光ポイントは傾向がかぶってる。蝋人形には微妙に動くものもあるんですが、あまりに動作間隔が長すぎ+可動半径が小さすぎて、一旦目を離してもう1回見るとあれ、さっきと位置がずれているような?としか思わない。これは『まだらの紐』のロイロット博士

最上階まで上がって蝋人形でお腹いっぱいになって、ついでにトイレを撮って1階の土産物屋へ戻る。竹馬の友宛の土産はここで買おうと決めてました。案の定ベタでうさんくさい品物の宝庫(大小様々な虫眼鏡をどうしろと…)でしたが、中でも出色だったのがマトリョーシカ。誰かに嫌がらせで買って帰ろうと思ったけど、20ポンド(約4000円)もするため断念。代わりにマッチとしおりをまとめ買いしたら、レジのお姉ちゃんは一旦包装に手をつけたものの途中で諦めて中に入れとくから。ということで紙バッグとシールもお土産に。これも結構かわいい。

では、土産も買ったしそろそろ行きますか、と西日が差してきた通りを戻ってマダム・タッソーへ。実は前日ホテルに案内してくれた現地係員から入場時間予約つきチケットをゲットしていたので、並ばずに中へ入ります。エレベーターを上って、上から順番に…だったかよく分からない…。とにかく、まずはショウビズのセレブ達が待ち受けるフロアへ。…電気が暗い上に黄みがかっていて、蝋人形なのか客のヨーロッパ人なのか分からない。人形にぶつかって謝ったり、客の顔をじーっと見て誰だったか思い出そうとしたり。…ふうこのデジカメは暗いところでは手ブレ補正が効かないのでお見せできる写真がありません。(_ _)

で、ホームズ博物館で今イチ興味の対象を見つけられなかった相方は、ここで俄然元気に。インディ・ジョーンズと一緒に転がってくる岩から逃げ、ヒッチコックの足下に潜り込んで頭をなでてもらい、セナとカメラ目線でポーズをとり、ベッカムに指示を出すミステル相方。…ごめんな、読書者ですらない君にシャーロック・ホームズは過酷だった。ふうこはジョン・トラボルタ、ビートルズ、ダイアナ妃と記念撮影。

歩いて行くに従って最初は華やかだった蝋人形館も次第に照明が暗くなり、周囲はいつのまにかイギリスにおける処刑の歴史展示へスライド。そもそもマダム・タッソー自身がこういった来歴で蝋人形館を開くに至ったようなので、どっちかっちゃメインはこちらですが、どうも悪のりが過ぎると言うか…ディズニーランドのホーンテッドマンションのようなアトラクションまで用意されている始末。どうして欧米ではこういう気持ち悪い展示がエンタテイメントとして成立するんでしょうか。実際こんなのが楽しいと思っているのかどうか一度問いつめてみたいものです。

さて、そろそろ17時だから戻らないとね。夕方からもうひとつオプショナルツアーがあるからね。その名も『SOHO ナイトツアー』。イギリスに来たならパブにでも行きたいけど、飛び込みはちょっと(^^;) なのでツアーで味わおうという魂胆。何事も先達はあらまほしきものよ。…でも、まだ全然お腹空いてないんだけど…