ふうこのばけつ Archives

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ふうこの海外つまみ食い道中(5):ロンドン市中引き回し(笑)・ナイトパート(2)

前回までのあらすじ
ロンドン2日目の午後をいやという程蝋人形を見て過ごしたふうこ達。夕食はツアーに乗っかってお手軽に行こうという魂胆。さて、そんなにうまくいくものか。

そんなこんなでパブを後にして、SOHO 地区へナイトウォークに向かいます…って、空はまだまだ斜陽の段階、全くナイトな感じはしません。が、ロンドンでは殆どの店が 18 時に閉まるので、普通のお店は開いてないわけで。働かねぇなイギリス人。カーナビーストリートでも、ドラッグストアが開いている程度。ガイド氏お買い物をされたい方は明日どうぞって、うちら明日もう出発だし…

それでもやはり歴史のある街のこと、見どころは多い。ロンドン大火で焼けなかった木造建築(この後300年間木造建築は禁止されたそうで、貴重な歴史遺産)や SOHO の歴史を語るタイル画(これ、写真はどうフレーミングしても上から下までぴったり入らないんだと言うから頑張ってみたけどダメだった。くーっ)、 Oasis "(What's the Story) Morning Glory?"のジャケット撮影に使われたという通りを抜け、いつの間にかあやしげーな街並みに入ってきました。2階の窓辺にピンクの蛍光灯(?)がともるビル、けばけばしいまでのストリップの看板…サッチャー首相の時代にここにがさっと固められたという色街です。初心者でも安心明朗会計の店から暴力バーまがいのものまで一堂に会しているそうで、お入りの方は十分情報を集めてからどうぞ、ということでした。ガイド氏安全なお店は奥様に内緒でお教えしますよだって。どうよ相方?

さて、色街をさらに先に進むと、軒先に虹色の旗の掛かっている店が多く見受けられるようになりました。ガイド氏がこの旗、どういう意味だと思います?…相方はぴんと来たそうですが、いわゆるゲイの方々向けのお店。せっかくだから、と比較的広い通りに面した1件へ入ってみます。中は明るくディスプレイも可愛らしく、まるっきり日本の輸入雑貨屋さんの雰囲気。ただ、売ってる人形が裸な上に股や胸がギャランドゥ…そんな押さえ方ですか(笑)

そんなこんなでパレス・シアター前に出ました。演目は『レ・ミゼラブル』。最長興行記録を更新…するんだかしたんだか、という超ロングラン公演らしいです。別にチケット持っている訳じゃないので通常はここで解散ですが、もう少し時間があるのでいかがですか? と誘うガイド氏につられて中華街を抜け、ピカデリーサーカスまで戻ってきました。時間は20時。とりあえずガイド氏ほかの道連れの方々と丁重にお礼を言って別れ、ふうこ達はちょっとその辺の土産物屋をふらふらすることに。ここでご紹介のまぬけアイテムはおもちゃの衛兵。殺人的に可愛くないです。

ピカデリーサーカスの目の前はバブル時代にそごうが入っていたビルがありますが、現在は1棟まるごとヴァージンメガストアになっています。まだ開いてるな、ということでまた寄り道。相方の希望で1階の CD はかるーくスルーで B1F のソフトウェア売り場へ。Windows 用のソフトや PS2 のソフトが売られています。ボーナス商戦中でセール品もたくさんあったけど、相方全部持ってるあら、そう。

相方はボーナス DVD の入ったマガジン(後に秋葉原で外国のゲームを扱っている店に行ったら同じもんがあったそうです)などを手に入れ、ふうこは手ぶらで地下鉄に乗ってホテルへ。いや、別に歩けなくもなかったけど、足痛いし、地下鉄一日乗車券を一度も使わなかったから…1駅乗って乗り換えて、また1駅。イタリアンレストランの軒先で食事をする人々の横をすり抜けて帰り着きました。明日はユーロスターでパリに特攻(ぶっこみ)です。夜露死苦。