ふうこの海外つまみ食い道中(2.5):泣く子も黙るイギリス入管
- 2003.10.29 Wednesday, 21:30
- [今日の与太]
- 前回までのあらすじ
- ロンドン・パリ6日間の旅に出発したふうこと相方、12時間の空の旅の末にヒースロー空港に到着。ついに降り立った異国の地で待ち受けていたのは、到着ロビーまでの2マイルの道のり。…長ぇよ。
今回は前回語り忘れていた事項に寄り道。あの『地球の歩き方』にも表題の通り書かれているほど有名なイギリスの入国審査。当然ふうこ達が無事に通れるはずもなく(爆)
例の2マイルを歩いた先の、だだっ広いスペースにそれはありました。小さなブースの中に何の愛想もない顔で並ぶ人たちがいます。その向かい側には、審査を待っている人たちがとぐろをまくように並んでいました。
相方は一人ずつ英語で質問を受けるということが分かった途端に腰が引けてます。英語での入国審査は経験済み(グアムとハワイだけど…:いざとなれば日本語でイケる)のふうこはちょっとだけ余裕を見せて、辺りを見回してみます。ふむ。ハワイの入管と配置が似てますね。でもあそこはもっと明るくて、アロハオエ~って感じだったけど<どんなんだ。今日は客が少ないのか、ブースが5つくらいしか開いていません。100人くらい並んでるけど…。
しっかし、あの黒人のおっさんが座ってるブースで話してる人、さっきから長いな~…って、おいおい。追い返されてしまったぞ。ブースを離れて、こっちに戻ってくるかと思ったら明後日の方向へ走り去っていくアジア系の男性(恐らく日本人)。一体何のトラブルだろう。そしてそれを見送ることも、むっつりした表情を変えることもなく業務を続ける入管のおっさん。その様子を見てさらにびびっている相方。…あら、あなたあの人のブースになりそうなのね。頑張って~(^^)/~
…ってな感じでおろおろする相方を尻目に隣のブースへ行こうとしたふうこに、フォーク並びの先端で列を管理しているお姉さんが声をかける。
Are you a family?
(@@ )ほえ? ええ、うちら夫婦です。あ、何、夫婦者は一緒に審査するわけ? しらんかった…。いきなり冷や汗をかきつつ相方と同じブースへ。うへぇ、結局さっきのおっさんだ。
パスポートを見せると、おっさんはやっぱり無言で受け取って出国管理の印をチェック。しばらくして顔を上げて、目的は?
『観光』
滞在期間は?
『…』
。滞在期間?
ここでいきなりパニクるふうこ。…ロンドンからパリに行って、パリからロンドンへ戻ってくるって何日間? えーと、今日が7日で、11日に日本に帰るんだけど、9日にパリに移動するから~…って、移動日は数えるの? 帰りにロンドンに戻ってくるのは数えるの? (?_? )(?_? )(?_? )
4日でしょ。11日までなんだったら4日。8、9、10、11。
(と指を折ってみせる)
大変冷静に訂正されてしまいました。でも本当はパリから帰ってくる時はヒースローで飛行機を乗り換えるだけなので、7日~9日の2日間(ってこの数え方もアレだ…)だったのでした。…実はこの時点でまだ帰りのルートを把握していなかったのは内緒だ。
その後、おっさんは帰りの飛行機のチケットクーポンをチェックしてから、よい旅を
の一言もなく送り出してくれました。アメリカだと、眼鏡をかけたふうこ本人とパスポートを見比べて眼鏡をかけた方が頭良さそうに見えるわね
などと必ず要らんことを言っとく感じだったけど、土地柄というか、何つーか…
というわけで、以上がふうこ達が初めて異国文化の洗礼を受けた出来事でございました。ふいーん(T_T )