10万人分の1にエントリー(後編)
- 2003.03.23 Sunday, 16:59
- [今日の与太]
- 前回の粗筋
- 2003年3月21日午前8時、広島の実家に帰るべく羽田空港に来たふうこ。しかし、乗る予定だった ANA のフライトは予約・チェックインシステムの障害で大幅な遅れが。2時間後、何とか搭乗口まで辿り着いたが、未だ飛行機は飛ばず。
場内放送だけでは間に合わず、地声で来ない客を呼ばわる係員。が、待合いロビーの外には情報が届いていない気配。結局ふうこが待っていた搭乗口では、せっかく飛んだ飛行機に乗り遅れた客が2組。1組は子連れの女性で、遅れたと知った瞬間泣き始め、つられて子どもも泣き出したりして阿鼻叫喚。
で、前の便が出たからといってすぐ自分達の搭乗かと思えばそうもいかない。各搭乗口の案内にはとっくに過ぎた時刻が「搭乗開始予定時刻」として掲げられ、放送では広島行きは連絡バスの到着を待っています
と言っていたのに、いつの間にか搭乗案内の自分の便の上に別の便が割り込んでいる。そのうち搭乗口が変更になり、掲示の備考欄は遅れ
から出発準備中
に。それっていつもは機内準備とかやってる時に出るものでしょ。バス待っとったんちゃうんかい。それから1時間もかかってまもなく搭乗開始
に。さらに30分後にやっと搭乗開始。その間、誰かが係員に声をかけても 0.5 秒で申し訳ございませんもう少々お待ち下さい
。
そりゃ、一度遅れてしまったものを取り返すには空の安全確保手順は複雑にすぎるから、慌てて事故を起こされるより待たされた方がましなんだけれど、掲示板に実情にあわない情報を出されてそれに踊らされたのが遅れたよりよっぽど腹立たしかったし、何より客が自分たちの状況に合わせて代替選択肢を探している時に ANA の係員が全く助けにならなかったのが最悪でした。いつ飛ぶか分からない飛行機を待つか待たないかという時に只今順次ご案内しております
とか言われてもなぁ。
結局、羽田が狭い空港で搭乗口も少なければ、自ずと相対的な順番が決まって客にもある程度のことは言えたのだろうけど、大きいが故になるべく早く要領よく案内しようとしたのが却って状況の不明確さを生んで、客の苛立ちを煽った気がします。
さて、最終的にふうこの乗る便は 14:00 頃離陸し、何とか用事には間に合った訳なんですが、その用事とは、嫁に行くに当たって両親同士で挨拶をする会席でありました。
悪いけど、一生言うぞ、 ANA 。