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映画『オーシャンズ11』

またしても映画づいているふうこ、今日は先行レイトショウへご案内。

刑務所を仮出所したばかりの泥棒オーシャンは、入所中に離縁された妻の今の恋人であるラスベガスの巨大ホテル&カジノオーナー、ベネディクトの超ハイテク金庫を狙うため、10人の仲間を選び出す。オーシャンの11人は果たして金庫破りに成功するのか。そしてオーシャンは妻をその手に連れ戻せるのか。

本編は '60 年フランク=シナトラ主演の映画のリメイクだそうで、なるほど細かい点、例えばセキュリティ技術の考証などに多少古くさいところも見えますが、プロットも演出も全編通じて無駄なくさっぱり、何も考えずに楽しむことができました。観客が観たいと感じるツボをきっちりと押さえてあって全くストレスを感じません。うんうん、ここんとこの映画行脚はこういう映画を観たいが故だったんだよな(^^) さらに、オーシャン役のジョージ・クルーニーは外見がふうこのツボです(笑)はぁぁこんなかっこいいおっさんがおったとは知らなんだ。ところどころ、例えばラスベガスの街の風景のカメラワークだけがまるで観光協会の PR ビデオ並みにダサかったりとかしてましたが、どっから引っ張ってきた映像なんでしょうか。

あとひとつ気になったのは、オーシャンの元妻テスを演じたジュリア・ロバーツ。テスは美貌の上ラスベガスの美術館でキュレーターを務める才媛、特に美貌の点ではマット・デイモン扮する若き天才スリを一発で惹きつけてしまうという役所なのですが…なんで歩く時そんなに肩ががくがくするの? えらい貧乏くさいんですけど…なんとなく、私生活に問題抱えてんのかな~と思ってしまった。

ちなみに、これは盗人の話ですが最近の映画で流行ってるハラハラ系の演出は全くありません。あくまでリラックスして、カウチポテトで見るのが正しい用法と思われます。

フランク・シナトラ主演の映画
の方は、オーシャンが元空挺部隊員、仲間もその戦友から選ばれていたりと設定からして随分違うようですが、土曜日の午後、スコッチ・ソーダを楽しみながら、テレビをつけてただダラダラと時間を過ごすような映画であるところは変わらないようです。(銀幕寸評より、現在はリンク切れ)ちなみに本編、日本では未発売だったようですが、この人気にあやかってこの度 DVD になりました。[戻る]