映画『ロックスター』
- 2001.10.16 Tuesday, 19:21
- [今日のエンタメ]
最近映画づいているふうこですが…今回は洋画です。
時は '80 年代 HR/HM 全盛の頃、ある HR バンドに心酔し、コスプレしてカバーバンドのボーカルとって、という毎日を送る青年が、ボーカルの脱退を機にメンバにその声を見初められて後釜に!というため息も出ないようなお話。リメイク版『猿の惑星』のマーク・ウォールバーグ主演というところが辛うじて話題…ワーナーマイカルに見に行って『トゥームレイダー』も『陰陽師』もすぐ隣でやってんのにわざわざコレです(笑) ま、昔バンド活動なんぞをやっていた身としては全然別な興味があるもので。
実際、ステージシーンは本当にホール借りてセットを組んだり満員のお客を入れたりしてお金がかかってましたし、歌も本物の HR バンドの曲を使って、架空のカリスマを本物らしく見せることにはかなり腐心している様子でした。元々 HR/HM は見た目押さえるのも大事な芸なんで、それっぽい格好でパフォーマンスをさせて上から本物のバンドの曲流せばある程度は行けますが…それにしても流石レコード契約がなくてもロックで生きていけるお国柄だけあるかなと。
…あっでも、それはふうこがホントに何の期待もしないで見に行ったからこう思っただけであって、期待して見に行ったら絶対外します。ストーリーはもう企画自体間違ってるんで放っておくとしても、主人公がバンドに入る前の仕事がコピー機のカスタマーサポートで、長い髪を後ろで一つにくくって客先に出ている姿には、同じく IT 産業の中で働く己の姿を見せつけられたようでとほほ(;_;)です。
そして何より…主人公が初めて憧れのバンドのボーカルとしてステージに立ってずっと願っていれば夢は叶うんだ
と客席に吼えるシーンでふっと横を見たら、今回一緒に観に行った昔のバンド仲間がハンカチ持って鼻すすってる辺り…。どぉっ。
- マーク・ウォールバーグ
- 『猿の惑星』リメイク版ビデオの紹介には
『ロックスター』のマーク・ウォールバーグ
と書いてあった。哀。[↑戻る]