ふうこのばけつ Archives

テキストサイト『ふうこのばけつ』のアーカイブ。


エントリー

有栖川有栖『マレー鉄道の謎』

マレー鉄道の謎

ううー今週は忙しかった。日記を更新する暇もなかったわい。とは言え電車の中で読了した新着「読書」は、タイトルが発表されてかれこれ4年くらい待たされた、本格ミステリ作家クラブ初代会長有栖川有栖氏の新作。臨床犯罪学者の火村もの(もしくは作家アリスシリーズ)です。

さて、今回はアリスと火村が大学時代の友人を訪ねてマレーシアへ出かけたところから始まります。最初はのんびりと休暇を楽しむ二人ですが、友人の経営するゲストハウスに着いた辺りから不穏な気配が…そしてついに事件発生!であります。

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恩田陸『図書室の海』

図書室の海

今回は、ふうこが自分に雑誌までの追従を義務づける唯一の作家、恩田陸氏があちこちの雑誌・アンソロジーにピンポイントで執筆した作品を収録した短編集です。

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大田垣晴子『これがわたしの電脳ライフ』

これがわたしの電脳ライフ

ふと気が付くと、あちこちの雑誌に1~数ページのイラストエッセイを描いている作家、大田垣晴子氏のパソコンにまつわるエッセイ集を読みました。…なんか最近複数の出版社で出した作品や昔の作品をまとめて出す動きが目に付くなぁ。斯界がリベラルになってきたということなのか、単にふうこが裏事情まで見えるようになってきただけなのか。

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若竹七海『死んでも治らない』

死んでも治らない―大道寺圭の事件簿

主人公は、元警察官で作家の大道寺圭。17年勤めた公職を何となく辞し、幼なじみの編集者の薦めで警察官時代に出会ったまぬけな犯罪者たちについて書いた『死んでも治らない』を上梓したばかり。ところが、現役時代の自分も真っ青なほど次々と事件に巻き込まれ…。季刊誌『ジャーロ』で連載された一話完結の短編集です。

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ゆうきまさみ『機動警察パトレイバー』

機動警察パトレイバー (11)

先日見た映画『WXIII(廃棄物13号)』の原作を読むことができました(書影は文庫版第11巻)。てっきり番外編か何かかと思ってましたが、それこそ雑誌に十余週にもわたって連載された立派なエピソードだったんですねぇ。が、しかし…

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